収入基準に届かない場合にはどうしたらよいのでしょうか?
住宅ローンの申し込みの際、融資額を決定する大きなポイントとなるのは、返済能力です。
しかしながら、申込時の収入が基準に満たないことから、希望する金額の住宅ローンが組めないケースもあります。
そのような場合に対応できるのが「収入合算」になります。
ただし、収入合算によって借入額を有利にすることはできますが、収入合算者の将来の収入の変化についてよく考えて行う必要があります。
収入合算するには?
収入合算は、申込人の収入に、同居または同居予定の家族1人の収入を合わせて計算し、必要とされる収入条件を満たせばよいことになっています。
収入合算の条件は?
収入合算の条件は、金融機関によっても異なりますが、次のようになっています。
■フラット35
・申込日現在の年齢が満70歳未満である人
・申込人の配偶者や父母、子供などの直系親族、婚約者、内縁関係にある人
・申込人と融資住宅に同居する人
・連帯債務者となる人
※なお、フラット35の場合には、収入合算者の収入額の50%を超える額を合算する場合には、収入合算者についても80歳までに完済するという条件がつきますので、親子で合算する場合には注意してください。
■民間融資
・配偶者や実父母、実子などとの合算ができます。
平成19年10月からの収入合算についての改正について
平成19年10月1日以降の申し込みから、フラット35と財形住宅融資の収入基準の算定方法が変わりました。
具体的には、収入合算者の年収全額まで合算できるようになりました。 |