ろうきんとは?
ろうきん(労働金庫)というのは、働く人々のための金融機関です。主に労働組合などから組織されていて、会員制になっています。
融資は、会員や組合員からの預金を活用して行っていますが、営利目的ではなく、勤労者の生活をよりよいものにするために運用されています。
ろうきんの住宅ローンの特徴は?
ろうきんの住宅ローンの内容というのは、各ろうきんによって多少異なるのですが、中央労働金庫の住宅ローンには次のような特徴があります。
■住宅は新築、中古にかかわらず、返済期間は最長35年までです。
■保証料は、日本労働者信用保証協会などの保証を利用しているので、保証料率は0.12〜0.3%と低く設定されています。
■住宅ローンに融資額の範囲内で最高1億円の生命保険がついていますが、掛け金はろうきんが負担します。
■一部繰り上げ返済が自由にできて、回数や金額に制限がありません。また、原則、手数料は無料となっています。
■金利タイプには、次の4つのタイプがあります。
・変動金利型
・上限金利設定型
⇒ 10年間は金利が上昇してもあらかじめ設定してある上限金利以上にはなりません。
・固定金利選択型
⇒ 3年・5年・10年・20年は固定金利にできます。
・全期間固定金利型
⇒ 最長35年です。
なお、全期間固定金利型以外は、それぞれ期間終了後に、各タイプに切り替えができます。
■金利優遇制度もあります。
■女性の新規利用者を対象にした「レディースパック」などの商品もあります。
ろうきんの住宅ローンは組合に加入していないと利用できませんか?
ろうきんの住宅ローンを利用できるのは次の人になりますが、基本的には、勤労者なら誰でも利用可能だと考えてよいと思われます。
■団体組合員
ろうきんに加入している労働組合などの組合員は団体組合員として利用可能です。
■「レインボー倶楽部」加入者、個人会員
勤務先に労働組合がない人や、労働組合があっても加入していない人の場合には、「レインボー倶楽部」に加入するか、個人会員になれば、ろうきんの住宅ローンを利用できます。 |