保証債務というのは、Aに債務を負うB(主たる債務者)が、その債務を履行しないときに、保証人Cが履行の責任を負う債務のことをいいます。 保証債務は、AとCとの契約で成立しますが、BがCを代理してAと契約することが多いです。
保証債務には、次のようなものがあります。 ■個人の金銭借入れや賃貸借 ■中小企業金融における会社代表者の個人保証 ■信用保証協会の保証...など
保証債務には、物上保証のような責任財産の限定はありません。 また、普通の保証ですと、次の権利は認められますが、連帯保証では認められません。 ■催告の抗弁権 ■検索の抗弁権
CがBのためにAに弁済したときには、Bに求償権を有しますが、その行使方法については、CがBから頼まれて保証した場合と、そうでない場合とでは異なります。 なお、CはまたAに代位して、Bに対するAの権利を行使できます。