中古住宅購入の際のポイントはどのようなものですか?
中古物件を購入するときには、次のようなポイントを確認するようにします。
■フラット35の活用
中古住宅の購入に際しては、新築と同様にフラット35を資金づくりの基本として考えたいところです。
フラット35を利用するには、検査機関によって購入する住宅の物件検査を受けることで交付される「適合証明書」を提出しなければなりませんが、中古住宅の場合は、新築住宅とは異なり個々の状態が様々ですので、この検査を受けることでその住宅の質を判断することができます。
フラット35を利用する窓口としては、民間金融機関のほか、全国47都道府県にある宅地建物取引業協会の会員※を経由して「全宅住宅ローン」が利用できます。
※中古住宅などの仲介業者が加盟しています。
■「中古マンションらくらくフラット35」の物件情報をチェック
中古マンションの場合には「中古マンションらくらくフラット35」があります。
新築分譲時に住宅金融支援機構が定めた技術基準を満たしていることが確認できるマンション※については、適合証明の手続きを省略することができますので、フラット35のホームページで物件情報をチェックしましょう。
※旧公庫の優良分譲住宅融資、公社分譲住宅融資、都市居住再生融資などです。
■ミックスプランなどの活用
銀行ローンの利用では、中古住宅の所在地に近い金融機関や、全宅住宅ローンの取扱金融機関などに注目し、フラット35を組み合わせる「フラット35パッケージ」の活用を検討するようにしたいところです。
「フラット35パッケージ※」や財形住宅融資とフラット35の組み合わせでは100%の借り入れも可能です。
ただし、フラット35の長期固定と銀行ローンの短期固定の低金利を併用すると、当初の毎月返済額を軽減することが可能ですが、金利上昇のリスクを考えれば、フラット35を多めにした資金計画が無難といえます。
※フラット35と民間金融機関の固定金利選択型や変動金利型を組み合わせたものです。 |