マイホームを購入する際にはいくつかの税金がかかりますが、住宅価格にももちろん消費税がかかります。

住宅価格には建物価格と土地価格が含まれますが、このうち消費税がかかるのは建物価格だけで土地価格にはかかりません。

ちなみに、広告などに掲載されている住宅価格には、この建物分の消費税が含まれているのですが、通常、広告には消費税の金額が表示されていないので、自分がいくらの消費税を支払っているのかをあまり意識せずに住宅を購入している人は多いのかもしれません。

住宅を購入するときの消費税というのは、原則として物件の引渡し時点で課税されます。

しかしながら、マイホームを購入する際には、建物が未完成の状態で売買契約を結ぶケースや、マンションのように建設工事に時間のかかる場合には、契約から引渡しまで1年以上かかる場合も少なくありません。

このような場合、契約した時点では消費税が5％で安心していたものが、引渡しまでの間に税率がアップして、予想外の出費に見舞われる可能性がないともいえません。

例えば、もし消費税が2009年4月からアップするとすると仮定すると、完成まで1年かかる住宅を購入する場合は2008年3月までに契約しなければならないということになります。

といっても、前回の消費税引き上げの際には経過措置がとられ、引き上げの半年前までに契約すれば、たとえ引渡しが引き上げ後であっても消費税がアップする前の税率が適用されるケースもありましたので、今後も同様の措置がとられるかもしれませんが、実際にはどうなるのかはわかりませんのでこれからマイホームの購入を検討している人は注意が必要になります。