マンションの内覧会とはどのようなものですか?
マンションの内覧会というのは、マンションの購入者が引き渡し前に最終チェックするをする会のことです。
マンションが完成すると行われるこの内覧会は、建築中に購入を決めることが多いマンションでは、自分の買った住戸を見るはじめての機会となります。
内覧会に出かけていくとお祝いの席のような演出をされているところもありますが、内覧会は決して見学会やお披露目会ではなく、あくまでもでき上がったマンションに対して買主がチェックする場であるということを忘れないようにしたいものです。
内覧会でのチェックポイントは?
本当に納得して引渡しを受けるためには、ほとんど完成してしまっている内覧会ではじめてチェックするのではなく、もっと早い段階で行う必要があります。
例えば、施工中の現場検査ができれば、物件が完成してからではできない構造躯体や断熱施工、設備配管などが確認できます。
そうした機会は多いほどよいのですが、そうもいきませんので、タイミングを外さずに行う必要があります。
時期的には、サッシ取り付け、防水、断熱、設備配管が完了し、壁や天井のボード、二重床が施工される前がベストです。
しかしながら、こうしたチェックは、契約の後ですと売主はなかなか応じませんので、施工中の現場検査を契約条件とするとよいかと思われます。
この時点で欠陥が見つかれば、買主だけでなく売主にとっても修復によるダメージは小さくですみますので双方にとってメリットがあります。
マンションのよい売主とは?
マンションのよい売主かどうかを見分けるポイントは次のようなものです。
■マンションの分譲を専門に行っているかどうか
マンションの分譲を専門に行っているかどうかを確認するには、会社内に建築技術部門を持っているかどうかが目安となります。
本業でない会社の場合は、販売代理任せで施工者任せにして責任をとらないこともありますので注意が必要です。
■売主が複数の場合には幹事会社がしっかりしているか
売主が複数だと責任の所在が不明確になりがちなので、もし売主が複数の場合には、まとめ役である幹事会社※がしっかりしていることが重要です。
※一般的には、物件概要で各会社の最初に記載されています。
■契約をせかさないかどうか
大幅値引きの提示などで、契約など日程をやたらにせかす会社は、その会社の都合優先で客の視点で考えていないこともあるので要注意です。 |