住宅ローンの金利の決定方法について
一般的に、住宅ローンの金利というのは、10年以下の短期固定金利型などを含む変動金利型と、10年超の固定金利型を含む長期固定型とに分かれていて、それぞれに金利を決める基準があります。
ただし、最近は住宅ローンの資金を独自の資金調達で行う金融機関もあり、その場合の住宅ローン金利は、「調達金利+金融機関の利益」となります。
この場合は、金融機関が調達金利をどれだけ抑えられて、利益をどれだけとるのかによって、金利が変動する、つまり、金融機関の経営方針や経営能力によって金利が変わってくることになります。
一般的な変動金利型の金利を決める基準とはどのようなものですか?
変動金利型の金利は、短期プライムレートなどの短期金利を基準に決められます。
また、短期金利は市場の資金量により金利水準が決められるため、日銀の政策に大きな影響を受けることになります。
一般的な長期固定型の金利を決める基準とはどのようなものですか?
長期固定型の金利は、長期プライムレートや長期国債の10年ものなどの長期金利を基準に決められます。
また、長期金利の決定要因としては、次のようなものが考えられます。
■将来のリスクに対する上乗せ金利
■将来の経済成長がどれくらいであるかという期待率
■将来のインフレやデフレ期待率 |